Vol. 34 ~激昂する国民性~

コラム

【参考サイト】https://web.smartnews.com/articles/fpuLJijmjmV

 

 不思議なことがある。中国史を巡る旅は過去何度もした。八大古都はすべて訪れた。数多くの世界遺産にも行った。自分が若かった90年代の時は、ぼったくろうとするタクシーの運ちゃん、並ばないで切符を買おうとする乗客、ごみを捨て立ち入り禁止のところに入る中国人観光客などと掴み合いのケンカをしたことが何度もあった。しかし、4~5回目くらいから…慣れてきたのか、自分が溶け込み出したのか…イヤな気分を感じることが少なくなった。

 

 それでも、日本を訪れている中国人観光客が食べ物の商品を何度も手に取りにまた戻す、レストランで大声を張り上げて喋りまくる、子供が暴れても泣いても注意しないなどの光景を見ると、正直イラッとすることもあるが、たまたま、それを見てしまった、そこに出くわしてしまった「不運」と思い諦める。あまり酷いときは、知っている数少ない中国語で諌めると意外にも簡単に謝罪してくるのだ。

 

 私の教え子や友人にも中国人はたくさんいるが、すべての人が僕より「マナー」がいい(笑)。反対に言えば、まだ、数回しか訪れたことない、教え子や友人のほとんどいないイタリア人の方が「マナー」が悪いと思う時が多い。

 

 「マナー」というのは、相手をイヤな気分にさせないことがベースにあるのたが、その手段や表現方法は、相手の懐の大きさも含め、国によって、地域によって、家族によって、個人によって違う。ということは、極論、対してみないと分からないということ。自分基準で測れば、違う環境で育った似ていない人間は「マナーがない」になるだろう。

 

 問題となったD&Gの映像を見たが、確かに90年代初めに、こんな雰囲気の中国人がほんの少しだけだがいたようにも思える。しかし、もう25年以上前の話だ。また、香港映画に良く見る場面のようにも思えた。

 

 あの映像に噛みついた中国人も「おふさげ」程度で流しておけばいいのに騒ぎ立てた。そして、さらに激情したイタリア人が暴言を吐いて「完敗」した。私は良く、「アメリカ人と中国人が似ている」と言って、両国の知人にマジ切れされる。もしかしたら、「イタリア人」もこの仲間に入れてあげるべきなのかと悩んでいる・・・(笑)。

 

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