Vol. 39 ~世界史講師の敗北~

コラム

【参考サイト】なし

 

 「日本の若者が内向き…」という記事に愕然。国内状況の悪い韓国やもともと移民国家である合衆国、国内大荒れのフランスにおいて、海外に目を向けたいという若者が多いのは理解できる。勿論、僕も日本が最も住みやすい国だと思うし、死ぬなら日本かなあ~とは思う。

 

 20年ほど前は…留学したくてもなかなかできない時代だった。もともと、今のように留学システムも整っていなかったし、費用も高かった。大学のプログラムに組み込まれているか、交換留学か…自力では壁も高く、英語力でふるいに掛けられた。

 

 じゃ~ということで、頑張ってお金を貯めて、バックパッカーになることで外国への憧れを解消したものだった。

 

 しかし…

 

 今は誰でも海外に行ける時代。留学制度も整い、外で学べる環境は万全。大学生のバイト代も安くない。つまり、行こうとすれば、留学も簡単だし、バックパッカーなど国内温泉旅行をするより費用も掛からず、海外経験値をあげられる。

 

 内向きになった理由…

 

 テロが怖い、ネット動画で臨場感が味わえてしまう、インバウンド効果で日本にいても外国人と触れ合える…などなど。

 

 そして、「世界の歴史や出来事への無関心さ」を助長するような教育の流れ…。せっかく英語教育に力を入れると決めたのならば、それを活かせる未来を子供たちに夢見させてあげる教育システムを構築できないのだろうか…

 

 「本当の世界を知らない語学堪能な人間より、本当の世界を見たことのある語学苦手な人間」が増えることを願う。

 

 令和日本。江戸時代に戻るのか、明治時代に戻るのか。韓国の半分にも満たない「海外への憧れ」、「技術」だけではなく「夢」を高めることができる教育システムが必要な気がしてならない。

 

 

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